新発見!絶景北海道~見たことのない景色~

ナイタイ高原と東大雪山系の山々

VIEW73道東/上士幌町

高原と森・湖・山々と平野を含む360度全方位絶景に挑む!

ナイタイ高原と東大雪山系の山々

新たなる絶景ポイントを探している中で、様々な噂を耳にする。内容はバラエティ豊かで、その中のひとつにとても惹きつけられるものがあった。

「ナイタイ高原上空から反対側の然別湖が一望できる」

前も後ろも真下も!という360度全方位による「誰も見たことのない絶景」ポイントを探し求めている我々には、これ以上ない心躍るフレーズ。街の居酒屋で聞いたという状況を差し置いても、観光業に深く関わる方(上士幌町在住)からの情報ということで、かなり信憑性があるのは間違いない。

いつかその場所からの景色を見たい…と密かに思いを抱いていた。そして、ひょんなことからそのチャンスが巡ってきた!!

ただ「撮影したい」という想いだけでは、なかなか前にも進めない。ナイタイ高原の頂上付近まで辿り着くことさえも、様々な壁が立ちはだかる。多方面への許可申請が必要となり心が折れそうになる。

入念なシュミレーション・ロケハンにより撮影の精度を高めていく

入林許可証と撮影ポイントまでのルート計画図

関係者各位ご尽力のもと入林許可証をいただく

入念なシュミレーション・ロケハンにより撮影の精度を高めていく

関係者各位の多大なるご協力のもと、ナイタイ高原レストハウスから、さらに上へ上へと頂上を目指す。

今回は❝立ち入り禁止区域❞での空撮となるが、特別な許可をいただいて撮影が実現した。関係者各位のご尽力に感謝。この場をお借りしてお礼申し上げます。「ありがとうございます!」

濃霧が行く手を阻む

濃霧が行く手を阻む

チャンスが来るのをひたすら待つ

チャンスが来るのをひたすら待つ

撮影当日はあいにくの曇り空。しかもナイタイ高原付近限定で濃霧となり、また心が折れそうに…。これまで72カ所の撮影を行って来たが、「簡単には見れない風景だから絶景と言うのですよ 」と空撮の師匠が言っていたのを思い出す。まさにその通りでこれも絶景を撮影する醍醐味(楽しさのひとつ)である。

後日再撮影という選択肢があるものの、この日の為にご協力してくださった方々の為にもなんとか撮影を成功させたい!いや、させねば!という想いで、霧が晴れるのを待つ。待つ。ひたすら待つ…。

そしてチャンスは訪れた。

ナイタイ高原牧場全景

雲が途切れ視界が開ける(ナイタイ高原牧場全景)

然別湖は高度が足りず見ることはできなかった(※実はシュミレーションの時点で厳しいかもと思っていた)が、この条件のもとナイタイ高原の全景、加えて十勝平野が一望できたことはとても大きな収穫。

絶景の撮影は成功も失敗もつきものであるが、これも人生における修行のひとつである…という言い訳である。

満足感と、わずかな悔しさが入り混じる複雑な心境。さらに計画を練り、再挑戦の決意を胸に帰路につく。

帰りの際、ナイタイ高原レストハウスにて頂いたコーヒーと豚丼バーガーの味が忘れられない。美味しい。また食べにこよう・・・。

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そして後日(2017年6月30日)、
再び撮影のチャンスを頂き、リベンジ。

前回の反省をふまえ、撮影高度をさらに上げるために新たに取得した許可認証を元に、対地高度300m付近(標高約1,250m)まで上げる。(※国土交通省や空港事務所の許可承認なしに飛行できる最高高度は150mに制限されています。)

その視点からの景色がこれ。

ナイタイ高原牧場全景

ナイタイ高原上空から反対側の然別湖が一望できる

噂は本当であった!

※ページ上部の2番目のアイコンをクリックすると360°ビューでご覧いただけます。
こういったパノラマ写真は、VRゴーグルで見るとより臨場感が増す。原理は、VRに内蔵されている、近接センサが頭部の細かい動きまでも瞬時に分析し、その場にいるかのような映像を作るらしい。興味のある方はぜひ「新発見絶ッ景北海道 Youtubeチャンネル」もあわせてご覧ください。

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この様子はSTV(札幌テレビ放送)「見たい!知りたい!北海道」第3回「絶景を狙え!ドローンの魅力」で放送されました。

この記事を書いた人/平井 撮影協力:上士幌町役場・十勝西部森林管理局

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