「北海道に北海道の形をした池がある」という冗談のような噂を聞いてコプターで空撮。池かと思ったら沼。
なるほど、我々道民から見てもちゃんと北海道している。周辺の景色も美しい。
冬には全面氷に覆われる佐々田沼。沼でスケートをしたことがあるという二宮出身の母も北海道の形をしていることは知らなかった様子。
冗談のような記事/北海道ファンマガジン
この記事を書いた人/高瀬
佐々田良之助之碑
父は富山県に生まれ幼少の頃渡道、永山村において成人後旭川市で呉服業と精米所を営なみ 大正十二年春此の沼に縁あって家族の反対を押し切り単身豊頃に転住し養鯉業を目的としたのであるが 数年たって十勝川の大水害 あって孵化場の鯉がみんな沼へ逃げてしまった。思い出の数多くあるが 父何時も口ぐせにこの沼を遊園地にしたいと言っていた 其れより十余年後上海事変 満州事変等がありこの事業を一時停止した 其のうち十数年たって大東亜戦争が始まり遂に終戦となった。父はこれ迄いろいろな困難を乗りきってこの仕事を持ちこたえるのには非常に精神的な御苦労をされた、その頃近くにいた私は事情があって援助を充二分にして上げられなかったのが残念であった 昭和二十二年秋父は高血圧で倒れ 翌年秋東京より兄が迎えに来て二十五年兄の許で惜しくもこの世を去った この記念碑は私の父を忍ぶせめてもの供養をしたい為ここに建立す
昭和四捨年捨月 前多こまつ
※佐々田良之助之碑より引用